・弊社で実績のある材料・加工一覧です。 

・製品に合わせ、最適な材料および加工を提案します。

◇ 材料

材 料 名簡 略 説 明
ABS
(Acrylonitrile Butadiene Styrene)
ABS樹脂は、「アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン」の特徴を組み合わせ、共重合させた非晶性のスチレン系熱可塑性樹脂です。
優れた衝撃性や剛性を持ち、塗装しなくとも表面性もきれいで、加工性も良いです。
そのため、ABS樹脂はさまざまなところで使用される汎用樹脂として知られています。
ポリアミド6
(Polyamide6/PA6/ ナイロン6)
ポリアミド樹脂は、アミド結合の繰り返しによって主鎖を構成する、熱可塑性高分子材料です。
ナイロン6はε-カプロラクタムが原料とし日本で開発されました。
薬品や油と接する自動車部品や、汗に触れるため吸水性を求められる衣服を始めとして、日用雑貨や電子機器など幅広い用途があります。
メタクリル樹脂/アクリル
(Poly Methyl Methacrylate/PMMA)
アクリル樹脂は「プラスチックの女王」とも呼ばれ、多くの優れた特徴を持つ熱可塑性プラスチックです。
一般的な比較素材としては、優れた透明性を持つアクリルはガラスの代替材料として使用されるのに適しています。
AS/SAN
(Acrylonitrile Styrene/Stylene Acrylo Nitrille Copolymer)
AS樹脂は「アクリロニトリルスチレン樹脂」、「SANプラスチック」とも呼ばれます。
CDケース等に用いられる透明なポリスチレン(PS)の耐薬品性や耐熱性を改良するために改良されて出来た素材と言われています。
成形しやすく表面の傷に強いことから、「美観を要求される」ケースで重宝される素材と言えます。
ポリプロピレン
(Polypropylene/PP)
ポリプロピレン(PP樹脂)とは、炭素と水素からなる重合体(ポリマー)で、汎用樹脂の一種です。
プロピレンと呼ばれる無色透明な気体を利用することで作られます。
生産量が非常に多く低コストで、比重が0.9と軽量な材料で結晶性で結晶化度が高く、半透明です。
優れた耐薬品性・耐摩耗性・耐衝撃性・軽量性を持つ事から、自動車部品や医療機器、梱包材量などの幅広い分野で採用されています。
ポリカーボネート
(Polycarbonate/PC)
ポリカーボネートとは、熱可塑性樹脂の一種で高い透明性や耐衝撃性が特徴のエンジニアリングプラスチックです。
化合物名字訳基準に則った呼称は「ポリカルボナート」となります。
有機ガラスとも呼ばれ、カメラのレンズ等の光学用品のほか、インテリア用品・防弾材料など、幅広い用途に利用されています。
ポリエチレンテレフタレート
(Poly Ethylene Terephthalate/PET)
ポリエチレンテレフタレート(Poly Ethylene Terephthalate)はその頭文字を取って「PET」とも呼ばれる熱可塑性プラスチックです。
この結晶化が遅いため、結晶化構造が発現する前に、急冷却することで透明化した製品を得ることが出来ます。
世界で最も多く使用される樹脂と言われており、ペットボトルや衣類をはじめ、食品用のトレーなどにも使われています。
ポリオキシメチレン/ポリアセタール/アセタール
(Polyoxymethylene/POM)
POM樹脂は、ポリオキシメチレン(Polyoxymethylene)を略したもので、熱可塑性樹脂の一種です。
5大汎用エンジニアプラスチックの1つで、耐摩耗性や機械的特性に優れた特徴や高い温度安定性かつ軽量で強度が高いため、
金属の代替品として豊富な用途で使われています。
熱可塑性トラストマー
(Thermoplastic Elastomers/TPE)
エラストマーは「elastmer」と表記し、「elastic(弾性)」と「polymer(高分子化合物)」の合成語とされています。
粘性と弾性をもつ高分子化合物で、架橋ネットワーク構造を持った非晶質の高分子化合物です。
熱可塑性エラストマー、熱硬化性エラストマーの2種類があり、一般的には射出成形が可能な熱可塑性エラストマーを指します。
プラスチックと同じように金型に射出成形することで量産が可能な素材です。
MAPKA®
(マプカ)
「MAPKA®(マプカ)」は、紙パウダーを主原料にポリオレフィン系樹脂をバインダーとして開発されたバイオプラスチック素材です。
プラスチック使用量の削減に繋がるとともに、紙パウダーを51%含んでいることから製品にバイオマスマークの付与が可能です。
射出成形、押出成形、シート成形、真空成型など、従来のプラスチック材料と同様に成形できます。
MAPKAの容器包装・成形品は「プラスチック以外の素材」扱いとなる為、廃棄時は可燃物として処理可能です。
CELBRID®
(セルブリッド)
「CELBRID®(セルブリッド)」は、凝集しやすい木粉を高分散させた木粉コンパウンド(ベース樹脂:ポリプロピレン)です。
無機フィラー充填プラスチックに比べ、軽量・高強度を特徴としております。
バイオマス原料を含有しているため、環境に優しく化石資源由来樹脂の使用量削減に貢献できます。

◇ 加工

材 料 名簡 略 説 明
射出成形 (インジェクション成形)射出成形とはプラスチック樹脂を加熱溶融し、金型に射出することで成形品を形作る成形法です。
200℃前後の高い温度でプラスチック樹脂を溶かし、溶けた樹脂を金型に流し込み、その後は冷やして固めるという工程になります。
上記に記載しております材料から最適な材料を選択し成型いたします。
3Dプリンティング (積層造形法)3Dプリンティングは三次元造形の技術であり、ベースとして用いるのはデジタルデータです。
3Dデータを読み込み、セットした材料を一層ずつ形成します。
後述するように、具体的な造形の手法はいくつかありますが、積み重ねが工程の中心である点は共通しています。
パッド印刷 (タンポ印刷)パッド印刷(タンポ印刷)とは、凹版を使用して板の上に乗せたインクをシリコン製のパッドに乗せたあと商品に印刷を行う技法です。
柔軟なシリコンパッドで印刷するため、平らな面だけではなく若干のカーブやデコボコした面にも名入れをすることが可能です。
プラスチック素材・金属・ガラス・セラミックなどの多様な基材に対応できる強い汎用性を持っています。
また、小さな文字やロゴマークなども表現しやすいため再現性の高い印刷方法です。
シルク印刷 (シルクスクリーン印刷)シルク印刷とは、スクリーンと呼ばれる板版の上からインクを押し付けて、下に配置している製品に印刷する手法のことを言います。
スクリーンには化学繊維の糸で織られた布が用いられており、印刷したいデザインの部分だけをインクが通るように設計されています。
スクリーンの素材にはもともと絹(シルク)を用いていたことから、シルク印刷と呼ばれています。
厚くできるためインクが剥げにくく、屋外で使われる看板やステッカーなどにも使われています。
インクジェット印刷インクジェット印刷はデジタルデータを基にして、素材にインクを直接吹きつける印刷方法です。
高解像度に対応した機器もあるため、写真やポスターを印刷する際に用いられます。
さまざまな素材への印刷ができるため、家庭用からオフィス用まで広く普及しています。
インクジェット印刷は版を使用しない「無版印刷」であるため、1枚からでも印刷が可能です。
ホットスタンプ (箔押し加工)

ホットスタンプとは、箔押(ハクオシ)とも言い金属などのコーティング層を形成して作られる加飾シート(箔)を利用し、
加圧・加熱によって金属調の文字、絵柄などを非転写物に転写する熱転写技術です。
ホットスタンプは金属光沢を容易に得ることができるので、イメージが大事な商品の容器やパッケージ、エンブレム等の印刷に最適です。
また、多色印刷を1工程で仕上げることができますので、量産品にもその威力を発揮します。
メッキ加工メッキ加工は、プラスチックや木材などの非金属の表面に、金属性の薄い膜をコーティングする表面処理加工の一種です。
メッキ加工によって、素材に対して意匠性(装飾性)や防錆性(ぼうせいせい)、機能性を与えることができます。
プラスチック塗装 プラスチック塗装とは、プラスチック製品の表面処理や加飾の方法の一つであり成形後の製品表面に塗料を均一に塗布し被膜で覆います。
表面の微小なキズや荒れ、仕上げムラを隠ぺいし成形品単体より外観品質が向上し、表面硬度の強化や耐久性の改善などを実現できます。
パール顔料をつかってパール塗装を行ったり、つや消しをする事によってマットな質感にしたり、
無機質な製品に木目や石模様をつけたりすることも可能です。

※上記に記載のない材料や加工につきましても、ご要望があればお気軽にお問い合わせください。

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